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新車と中古車、国産車と輸入車では、代金に差がでる?
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業者さんによっては、確かに料金を変えているところもあるようです。しかし基本的な作業工程に新車も中古車も、まして国産車も輸入車も差があるわけではないので、実際のところ代金に差はありません。従って、料金に違いがあること自体がおかしいのです。ココで料金に差をつける工場は避けた方がいいでしょう。
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保険で直した方がイイか、自腹の方がイイかの目安が知りたい。
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これは実際にクルマの状態を見てみないと何とも言えません。修理代が免責額以上になるのかならないのか、また、保険を使えば後々の保険料も割り増しになりますから(ノンフリート等級制度)それも考慮すべきでしょう。そのあたりをじっくりとお客様と相談しながら、お客様が一番得する方法を探るのが普通だと思います。
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修理会社できちんと元通りになるの?色は大丈夫?
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キズ・ヘコミの大きさや程度を的確に判断し、修理または交換を行っています。車の色は、同じ車種や同じ色であってもそれぞれ微妙に違っています。なぜ違ってくるかと言うと、お客様の手入れの方法や、いつも車を停めている場所によって、色あせなどの違いが出るからです。塗料の配合データを元に、調色(車のボディーカラーに対しての色合わせ)をしていますので、ご安心下さい。
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良い工場・悪い工場の見分け方を教えてください
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経験的に言っても、修理代に色をつけてしまう板金工場は多いようです。なかなか見分け方も難しいのですが「整備工場の人とどれだけ信頼関係を築けるか」ということに尽きるのではないでしょうか?設備の充実度や会社の規模は、あまり参考にならないと思います。最も重要なことは、腕の良い職人がいるか否かです。詳しくは修理工場の選び方へ>>
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ノンフリート等級とは?
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ノンフリート等級は1~20等級まであり、前年の契約に基づいて、前年1年間の事故の件数により等級が決定されます。
初めて自動車保険を契約される場合は、6等級からのスタート(お車を複数所有で、新しいお車の新規契約の場合は7等級)です。なお、6等級と7等級のみ、A~Fのアルファベットがつきますが、これは契約開始時の契約者様の年齢によって変わります。
等級は数字が小さいほど割引率が小さく(1~3等級は割増)=保険料が高く、数字が大きいほど割引率は大きく=保険料が安くなります。※右図は一例です。保険料の割引率は各保険会社様に直接お問い合わせ下さい。
1年間無事故の場合=翌年度1等級アップ、事故があり、保険を使って修理した場合は翌年度に3等級(事故の内容によっては1等級)ダウンとなります。
(保険を使わずに修理した場合は、等級はダウンしません。)また、2015年10月以降、「無事故係数」と「事故有係数」という2つの割引率を設定した制度に変わりました。保険を使った事故のあと、「事故有係数(右図/右列)」の割引率が適用される期間で、3等級ダウン事故の場合は3年間、1等級ダウン事故の場合は1年間となります。
また、この期間中に再び事故を起こしてしまうと、最長6年まで延長されます。■3等級ダウン事故のあと、無事故だった場合

■3等級ダウン事故のあと、3年以内に事故を起こした場合


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免責額とは?
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保険を使って修理をしたい場合、考慮したいのは保険料に設定してある「免責額」です。
「免責額」の内容はごく簡単です。「免責額」とは、保険会社が「責任」を「免除」される金額=事故に遭って修理代が発生した場合に、免責額分だけ自己負担が発生します。例えば、30万円の損害の事故を起こしたとします。保険に免責額5万円が設定されていれば、保険会社から25万円(30万円-自己負担額5万円=残り25万円を保険会社が負担)が支払われます。この免責額設定にはメリット・デメリットがあります。
免責額を設定した場合のメリット
車両保険の免責額を設定した場合は、免責額の分だけ、保険料が安くなります。
免責額を設定した場合のデメリット
1.修理の際に、免責額分の自腹を切らなければいけない。
2.小額での事故の時には、翌年からの値上がり分をプラスで考えると、保険が使いにくくなる。一番重要なのは保険料だと考えられます。事故が無くても保険料は毎年払わなければなりません。
普通の修理屋さんであれば、ある程度の損害額以上の金額はサービスしてくれる事が多いです。事故の損害額を全額保険会社に支払ってもらうために、免責0の保険に入っている方も多いのですが、免責金額の設定あり/なしで保険料はぐんと変わります。お近くの修理屋さんを知っているなら免責金額を設定しましょう。行きつけの修理屋さんを作ることは、単に修理金額やサービスの問題だけではなく、保険料削減にも役立つかもしれません。
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最近よく聞く「簡易板金」と「普通の板金」の違いって何ですか?
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普通の板金塗装は損傷の程度により、作業工程を変え、仕上がり後や後々の問題が出ないような作業をします。それに対し簡易板金は作業工程をマニュアル化して、同じ作業工程・作業時間を目指しています。仕上がりや後々のトラブルは二の次になるわけです。
基準として「3メートル離れた位置から見て問題がなければOK」というような基準を設けていればOKです。
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パールとかツートンとか、ボディカラーによって費用は変わってきますか?
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塗料や工程によって費用に差があります。この費用については、ひとつの目安として使われている損害保険協会が決めた全国共通の価格表みたいなものもあります。リリッド⇒メタリック⇒3コートパールの順で作業の難易度と材料が上がります。ツートンは文字通り2色の塗装となるので当たり前ですが、調色も2倍の労力がかかりますし、費用はかかります。
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板金のメニュー(価格表)みたいなものって無いのですか?
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個々の修理工場で作業方法や工場ごとの基準価格・作業時間に対する考え方が違う為、ある程度、車種・損傷状態により相場はあるものの、共通の価格表というのはございません。
参考までに、以下に工賃の計算方法をご説明します
板金塗装の価格の内訳は、大きく分けて「作業工賃」と「交換部品代」に分類できます。その他で発生すると考えられるのは、材料費(塗装など)、設備使用料金、代車費用です。
作業工賃
レバーレート(*1) × 標準作業時間(*2)
*1レーバーレートとは・・・立地や会社の規模・修理内容により、工場ごとに定めている金額。国産車・輸入車・車種・グレード等によりレバーレートが異なる会社もあります。
*2標準作業時間・・・日本アウダテックス等、作業研究会社が算出した1つの作業に必要な時間例)A工場(レバーレート8,000円)×ドア交換(標準作業2.5時間)=20,000円
交換部品代
工場により、交換か、修理、もしくは再使用となります。交換時は新品かリサイクル部品かによって、同じ車の修理でも金額は変わってきます。



