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最近よく聞く「簡易板金」と「普通の板金」の違いって何ですか?
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普通の板金塗装は損傷の程度により、作業工程を変え、仕上がり後や後々の問題が出ないような作業をします。それに対し簡易板金は作業工程をマニュアル化して、同じ作業工程・作業時間を目指しています。仕上がりや後々のトラブルは二の次になるわけです。
基準として「3メートル離れた位置から見て問題がなければOK」というような基準を設けていればOKです。
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パールとかツートンとか、ボディカラーによって費用は変わってきますか?
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塗料や工程によって費用に差があります。この費用については、ひとつの目安として使われている損害保険協会が決めた全国共通の価格表みたいなものもあります。リリッド⇒メタリック⇒3コートパールの順で作業の難易度と材料が上がります。ツートンは文字通り2色の塗装となるので当たり前ですが、調色も2倍の労力がかかりますし、費用はかかります。
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板金のメニュー(価格表)みたいなものって無いのですか?
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個々の修理工場で作業方法や工場ごとの基準価格・作業時間に対する考え方が違う為、ある程度、車種・損傷状態により相場はあるものの、共通の価格表というのはございません。
参考までに、以下に工賃の計算方法をご説明します
板金塗装の価格の内訳は、大きく分けて「作業工賃」と「交換部品代」に分類できます。その他で発生すると考えられるのは、材料費(塗装など)、設備使用料金、代車費用です。
作業工賃
レバーレート(*1)✖標準作業時間(*2)
*1レーバーレートとは・・・立地や会社の規模・修理内容により、工場ごとに定めている金額。国産車・輸入車・車種・グレード等によりレバーレートが異なる会社もあります。
*2標準作業時間・・・日本アウダテックス等、作業研究会社が算出した1つの作業に必要な時間例)A工場(レバーレート8,000円)×ドア交換(標準作業2.5時間)=20,000円
交換部品代
工場により、交換か、修理、もしくは再使用となります。交換時は新品かリサイクル部品かによって、同じ車の修理でも金額は変わってきます。